「カーポート」「車庫」「ガレージ」など、住宅の駐車スペースを呼び名には様々な呼び方がありますが、その違いはなんでしょうか？
「カーポート」とは柱と屋根で出来た壁に囲われてない構造で、「車庫」はシャッターを閉めると車全体を覆うことが出来る構造です。「ガレージ」は車を収納する目的だけでなく多目的に使用する場所ということですが、近年では「ガレージ＝車庫」というイメージがくなっております。
その中でも都市圏の一般住宅に多いのは屋根部分を覆う「カーポート」で、家が建った後でも、敷地が狭くても設置可能で、増築や取り壊しも簡単なことから非常に人気のあるエクステリアとなっています。 エクステリア業界では長年「車用の屋根」＝「カーポート」と呼んでいます。
カーポートがガレージと大きく違う点は壁で覆われていないことです。
ガレージは左右後方とすべてスチールの壁で覆われており、入り口はシャッターなどで覆われています。非常に頑丈そうな印象を受けるものです。
逆にカーポートは屋根と柱だけの簡易的なものとなります。
施工に関してもブロックで基礎を造っていくガレージと異なり、カーポートは柱を建てて基礎を造るため作業工程も少なく済みます。
そのためガレージに比べて比較的費用が安く済むのが特徴です。
カーポートのメリットとしては以下のものが挙げられます。
① 雨の日に濡れずに車に乗り降りができる
お子さんを車に乗せたり下ろしたり、大きな荷物の出し入れなど、両手がふさがっていると雨に濡れてしまうような状況でも傘をささずに楽々です。キーレスの車両が増えて来ておりますが、やはり車からの乗り降り時に、両手が塞がっていることは数多くあり、その最中に不快な思いをせずに済むようになります。
また車の中も濡れにくくなるので拭き掃除の手間もなくなります。
②直射日光や紫外線から車を守る
カーポートの素材はポリカーボネイトと呼ばれる素材でできていることが多く、この素材の特徴は紫外線をほぼ100%カットしてくれます。また、熱遮断性効果の高い素材もあり、真夏の直射日光による車内温度上昇を抑える効果もあります。
③黄砂や鳥のフン、雹などの飛来物から車を守る
中国から飛来し車を汚す黄砂や鳥のフンなど、車の外観を損ねる原因は周囲に数多くございます。特に酸性が強い鳥のフンは車のコーティングや塗装を短時間で腐食させてしまう害があるというように言われております。ボンネットなどに気づかないうちに付着しており、気づいた時には洗車では落ちないシミになり、再塗装が必要になったり、と数多くの被害があります。
カーポートはそんなリスクから比較的安価に車を守ってくれるエクステリアです。
しかしながら、とにかく安いお店でで購入して、工事をやり直さないといけなくなったり、徹底されておらず、かえって他に頼んで高くついた、などのケースが数多く発生している事も確かです。
確かにお安い金額は大切です。しかし、当社は安全性や使い勝手が最も大切だと思っています。商品の性能・工事と金額にはバランスがあります。金額が下がるということは、商品の性能・工事の品質も下がります。
住宅とのバランス、必要な機能や最適なメーカー、工事の品質や将来を考えたデザインなど、ヤマイチはお客様のトータルを考えた施工を一貫して行わせていただきます。